「フレンドリーペアレント」の行方

「フレンドリーペアレント」の行方 ~最高裁決定で、実務の混乱が収拾されることはない 最高裁は門前払い 7月12日付で、最高裁判所は9歳になる娘の親権を両親が争った裁判の上告を受理せず、父親側の敗訴が確定したことが報じられている。 この裁判は、父親側が娘を引き取った場合、年間100日程度の母子交流をさせると提案したのに対し、母親側が月に1回2時間程度の交流を提案…

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ジェンダー・ウォー 第3回 母子心中から父子心中へ

この間「親子断絶防止法」をめぐる議論の中で、週刊金曜日をはじめ、別居親ヘイト、男性ヘイトがまき散らされた。こういったヘイトには、デマがセットである点で、民族差別や部落差別に基づくヘイトと同根である。 週刊金曜日の別居親ヘイトの企画で、冒頭に据えられた弁護士の斉藤秀樹は、民法766条に「面会交流」の文言が明文化された結果、「現在、家庭裁判所では、別居親から面会交流の申立があれば原則と…

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ジェンダー・ウォー 第2回 「親子断絶防止法」、何が問題?

この間、「親子断絶防止法」という法律の対応に振り回されている。 例えば、「週刊金曜日」は「子どものため? 親のため? それとも……『親子断絶防止法案』は誰のためのもの?」とタイトルを振って、7ページも割いて特集している。冒頭は「問題のある別居親のための法律は必要ない」という弁護士の斉藤秀樹の論文を載せている。びっくりした。 たとえば、「問題のある部落出身者のための法律は必要ない」…

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