結婚と単独親権

最近、別姓訴訟やLGBTの運動が活性化しているからか、事実婚や婚姻外パートナーシップ関係の法的保障の議論が賑やかだ。入籍=法律婚が、相手との約束じゃなくて、実のところ国との約束だと気づくと、事実婚はいいようにも思える。でも子どもができると親権は片一方に限定されるので、関係が壊れた場合いったいどうするか。ぼくは、事実婚での家庭生活の解消も経験しているので、その場合、「親権がない」ことが、いかに別居…

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共同養育支援法は単独親権撤廃の足を引っ張る

 昨日(2018年8月13日)、「子どもは一方のものじゃない――離婚親の「共同親権」への期待」というヤフーニュースのオリジナル記事が出ていた。会せたほうがいいけど、DV・虐待の場合もあるから慎重に議論しよう、というよくある「総論賛成・各論反対」の金太郎飴踏襲の記事だ。 ところで、この記事の中で「親子ネット」の会員が、政府が共同親権を検討することが、「共同養育支援法」成立の後押しとなることに触…

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共同親権運動とは何か

 先日、京都に映画「レッドピル」を見に行ったときに、懇親会で親子断絶防止法(共同養育支援法)について話題にすることになった。そのとき、関西の当事者は「この法律ができるかポシャるか、とにかくこれが決着つかないと運動進みませんよね」とぼくに話しかけてきた。ぼくがこの法律に反対しているのを知っているので、意見を聞いてきたということだろう。この法律について当事者間では議論を避けたがる傾向にあるようだ。こ…

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